今年の2月に事故で亡くなった我が母は、享年83歳。喫煙歴、50年以上。
たぶん、成人してからずっと吸っている、と以前聞いたことがあるので、60年くらいの喫煙歴なのか!わが身内ながら、そう考えると、凄いな。
死ぬまで、1日2箱は吸っていた。365日休みなし。寝ている時間以外は、タバコを口にくわえているのだ。
子供のころ、よく近所のたばこ屋へお使いに行かされた。今でも覚えているのは、「エコー」という銘柄のタバコを、2箱100円で買って帰ったこと。もう、40年以上も前のことだ。
母は、喉も肺も、その他内臓も、死ぬその日まで、タバコで悪くなったという箇所がどこもなかった。あれだけ吸っていたら、バケツに何杯分ものニコチンやら、タールやらが体内に吸収されたに違いないのに。
小学生の頃は、タバコを買って来いと言われれば、ハイ!と素直に走ったが、中学から高校以上になると、タバコは身体に悪いものだということを知り、母に、何度も禁煙の必要性を説いた。
それは、大人になってからも変わらず、離れて暮らすようになってからも、帰省する度に、禁煙させようと、色々な手段を試みたが、母は、「好きなものは止められない」と、頑として止めなかった。
その内に、自分も喫煙するようになり、諫めることもせず、帰省してタバコを切らしたときなど、よく母から箱単位でタバコを貰っていた。
タバコと癌との関係は、実は疫学的には証明されていないのだそうだ。
私が、今日の記事で言いたい事は、「タバコは身体に悪いからやめよう」という考えでも悪くはないけれど、それだとちょっと弱いかな、ということ。
以前読んだ、「タバコは悪くない」という、オーストラリアのお医者さんの本によれば、タバコは、咳に効くし、身体には寧ろ良い、と、今の嫌煙を叫ぶ人が聞いたら、発狂しそうなことが書かれていた。
タバコを何故やめたいのか、明確な理由があったほうが、禁煙しやすいと思う。
因みに、私が最後に禁煙に成功した時の明確な理由は・・・
「タバコを買うカネがないので、やめよう。その分、食費に回そう。」
これ、本当です。
では、また、次回に!
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