非喫煙者と喫煙者の死亡比が、疫学的に調査されている。
ほとんど全ての癌で、罹患する人の割合が、喫煙者は非喫煙者の1.5倍から20倍も多いそうだ。
癌による死亡率では、男性の場合、喉頭がんがダントツで、非喫煙者を1とした場合、32倍以上である。その次は、肺がん、咽頭がん、口腔がん、食道がん、・・・、と続く。これらは、4.5~2.5倍くらいだ。
女性でも、喉頭がんがダントツで、3.5倍くらい。そして、肺がん、膀胱がん、甲状腺がん、食道がん、・・・、と続く。これらは、2.5倍から2倍くらいだ。
喉頭、咽頭、口腔、肺、食道という部位は、直接タバコの煙が通過するので、その発症は分かる。
もちろん、人によってタバコの煙に対する耐性の強さが違うので、ガンガン吸っても何ともない人もいるだろう。
現に私の母親は80代で亡くなったが、毎日タバコを3箱くらい、たぶん50年は吸い続けていたが、タバコに関連するような病気はひとつも発症しなかった。これは、たまたま私の母親の身体がタバコに対して耐性が強かっただけなのだろう、きっと。
私は喫煙時代、咳や痰、喉の痛みなどがしょっちゅうだった。風も引きやすかった。禁煙してからそろそろ10年目になるが、喉も、肺も、快適である。
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