たばこを吸い続けたお蔭で、健康的に長寿を全うすることが出来た人はいるだろうか。
私の親世代、つまり今70代後半から80代くらいの人を何人も知っているが、途中で禁煙した人が多い。殆どは、健康上の理由だ。医者にやめなさいと言われたり、呼吸器系の病気で、吸えなくなったり。
ただ、高齢になっても平気で吸い続けて、しかもかくしゃくとして元気な人もいることは確かだ。100人の喫煙者がいるとして、100人ともたばこが身体に影響を及ぼすと言うわけでもないようだ。
でも、たばこを吸っている本人が元気でも、その煙は、周囲に流れ、拡散する。そこが怖いし、迷惑なところである。
電車が到着し、駅からどっと人が出て来ると、その中に必ず、すぐにたばこを取り出して、吸う人がいる。ほんの少しでも我慢が出来ないようだ。歩きながら吸うと、呼吸が深くなり、身体にも更に悪影響だし、第一、関係ない周りの人が、臭くてとても迷惑する。それに片手にもった先端が700度もの細い火の棒は、凶器である。
現に私も、手の甲にたばこの先端が当たり、被害を受けたことがある。あの高さは、幼児の顔くらいなので、無神経に吸っている人を見ると、腹が立つ。
たばこで本人の寿命が縮むのは構わないが、他人の寿命を縮めたり、傷害事件を起こしたりするのは、許せない。
結論。たばこで、寿命は延びない。縮む。
※広告